もちころりんの服作りでよく使う材料について紹介します。

<布>
・カラーシーチング、カラーブロード

基本の綿100%の布です。シーチングよりブロードのほうが少し薄手で、目が詰まっていることが多いです。
カラーバリエーションが豊富で安価、どんな手芸店にもどちらかは必ずある布なので、手芸初心者さんにも気軽に買いやすい布です。
サイト内の服のなかでは、幼稚園児スモックの布、赤ずきんケープの布などに使っています。
水濡れで少し縮むので、使う前に水に一回晒して目をそろえる地直しが必要です。一切水濡れさせない!って感じなら省略してもいいかなと個人的には思います。

・フェイクファー

ぬいぐるみや冬用雑貨などに使われている、もさもさと毛足のあるタイプの布です。
まっすぐな毛足のムートン、もしくはプードルファーと呼ばれる毛先が少しくるんとまるまった布など、種類がたくさんあります。
もちころりんはとても小さいので、服に使う布もなるべく毛足が短いほうが格好がいいです。1cm程度かそれ以下の毛足のものを選びましょう。
裁断の時には毛足の向きに気を付けることが大事です。
おおかみスーツでは耳部分だけわざと逆毛にしてつかったりもしていますが、基本は頭からおしりにかけて毛足が流れるように裁断するとよいでしょう。
サイト内の服の中では、ねこスーツ、おおかみスーツの布に使っています。

・サテン

サイト内では、舞台衣装系の服を作るときに使っている、てらてらと光沢のある布です。
布端がほつれやすいので、気になる方は最初に裁断してからほつれ止めをすぐに塗ったほうがいいです。
サテンにもいろいろ種類があり、水濡れでシミが残ってしまう種類のものもあるので、扱いには注意が必要です。
また、多くは高温アイロンに弱いです。

<布以外>
・ミシン糸

シャッペスパンの普通地用を使います。
作る服の色に合わせましょう。柄物の場合は背景の色に合わせるといいです。
私は手縫いでもそのままミシン糸を使っちゃってますが、気になる方は手縫いのボタン付けやスナップつけ用には手縫い糸があります。糸のより方向が手縫い糸とミシン糸だと違うので、やや作業がしやすいらしいです。

・両面サテンリボン

太さや色が豊富な手芸用のリボンです。包装用のものとは種類が違うので注意です。
ねこスーツでは、主に一番細い4㎜のサテンリボンをぐるっと胴まわりにつけ、中くらいの太さの12㎜のリボンをちょうちょ型に縫ってサイドや後ろに縫い付けています。
リボンの色、太さでぐっと雰囲気が変わります。もちろん好みもあるので、いろいろ試してみてもいいかと思います。

・メカニカルファスナー

着脱の際に止めたり外したりする箇所に縫い付けます。マジックテープよりも目が細かく、薄い材質です。
マジックテープと基本的に用途は同じなのですが、もちころりんの服は小さいので、布に厚みをなるべく持たせないためにメカニカルファスナーを使っています。
現状白色しかないので、縫い付ける位置には工夫が必要です。
また結構破れやすいので、あまり細く切らないほうが結果的にうまくいきます。

・スナップボタン

メカニカルファスナーとおなじく、着脱の際に止めたり外したりする箇所に縫い付けます。一番小さいサイズの直径5㎜のものを使いますが、メカニカルファスナーよりやや仕上がりに厚みが出てしまうので、デザイン的に1点止めにしたいときのみ特に使う感じです。
黒や古美銀、白などがありますが、好きな色のものを選びましょう。オス側とメス側がペアになった状態で売っています。
サイト内の服の中では、幼稚園児スモックや白衣の止め部分に使っています。